こまえくぼ1234広報誌「こまえがお」創刊号 3ページめ

地域の中で重度障がい者が自立して暮らしていける場を!  NPO法人 あすなろ

◆重度身体障がい者も地域で自立

1980年都立府中養護学校に通う重度身体障がい児の親たちが中心になって「あすなろ会」を設立。障がい児達が地域の中でいきいきと充実した暮らしが出来ることが目的でした。
しかし、障がい児も成人になり、親も高齢化。在宅での生活が難しくなってきました。将来を考え、障がい者が地域で自立して暮らしていくために家族的環境の「グループホーム」設立を目指して、2003年に「NPO法人あすなろ」の認可を受け、行政への陳情活動や、他施設への見学、勉強会等の活動を展開してきました。
支援が必要な利用者と家族のため、居宅介護事業として「ライフケアさんさん」を開設。2005年、狛江市で最初の短期入所作業を開始しました。現在では「ライフケアさんさん」は利用者と家族のオアシスとして、なくてはならない場所です。

◆キャンパスのない狛江に大学生の輪

「あすなろ」のは成城大学と明治大学の学生ボランティアが沢山います。20年程前に両大学の学生が個人的に参加していました。「同世代の人たちと定期的に交流させてあげたい」と思っていた大西理事長の熱意で、両大学のサークル部の中に「あすなろ」の活動として受け入れてもらいました。現在30数名の学生が活動しています。
毎月第2土曜日、上和泉地域センターを中心に交流活動をしています。その他、ディズニーランドへのバスツアー、電車に乗ってのレクリエーション、東京狛江ロータリークラブ主催のふれあい運動会にも学生たちが積極的に参加しています。
大学生との交流は会員にとって本当に楽しいふれあいの場です。また、学生たちも異口同音に「あすなろは楽しいから続けられる」と言っています。

◆今年こそは実現との想いで!

「念願であるグループホーム設立へ一歩前進の年にしたい」と大西理事長と簾内理事は強く語ります。
2002年に狛江市市議会に「重度身体障害者グループホーム」設立支援の陳情書を提出。
2004年に陳情は議会で採択されました。
その後、何度か協力のお話しがありましたが、実現には至りませんでした。
「あすなろ」の会員も家族もどんどん高齢化してきています。
市議会で陳情が採択されてから14年。お隣の調布市でも、2014年に重度障害者グループホームが設立されました。障がい者施設は土地の提供など、市民のあたたかい支援や理解が必要不可欠です。障がい者が地域の中で充実した暮らしができるよう、どうしたら良いか、「あすなろ」は懸命に考えながら活動を続けています。
「市民のみなさんと行政の力、また、市民活動支援センターの後押しなど、多くの皆様のあたたかいご支援を心から熱望します。」

NPO法人あすなろ
理事長:大西 誠子
副理事長:廉内 浩一

この指とまれ!

◆再利用で生ごみの少ないまち、狛江に!

<プチトマトの会>
ぼかしや電動式生ごみ処理機などを利用し堆肥化する人たちへの講習会も実施しています。毎日でる生ごみを燃えるごみに出すのはもったいない。生ごみには多くの栄養素が含まれています。生ごみはすぐに腐敗しますが、発酵促進材“ゆうきマン”をふりかけると、生ごみは漬物のように発酵します。発呼した生ごみを土に戻して栽培した野菜のおいしいこと。健康生活にチャレンジしませんか。
TEL 03-3488-5300(狛江市清掃課問合わせ)

◆あなたのアイディアを実現!

<国際交流協会理事 中村雅史さん>
イベント等を通し、外国籍の人々と文化体験を通じた交流の場を提供しています。昨年、市民の皆さんの要望に応えようと、協力者を募り英会話サロン「こまぐりっしゅCafé」を始めました。現在、同様に協会事業に対して希望や要望を募集中です。無理そうなものでも可能性を模索したら実現するかも?非会員の方や自分で運営したい方も大歓迎です。ちょっとやってみませんか?
国際交流協会E-mail)info@komae-kifa.com

◆狛江にスケートボード練習場が欲しい!

<代表 宇多川 清治さん>
小中高校生たちは、居心地が良く健全な放課後のたまり場を求めています。世田谷区内にはいくつか常設のスケートボード場があります。日曜日には使用しない企業の駐車場や、狛江市管理の空きスペースを一時的にお借りして、仮設のスケートボード練習場を作りましょう、スロープや滑走フロアーは、狛江市の協働事業支援金を申請して、移動可能な設備を作ります。推進グループを立ち上げて、協力しましょう。利用者や小中高校生歓迎です。
TEL 090-914-49384(宇多川)

こまちゃんの ステキなおみせみ~つけた

色とりどりの花を散らしたハガキやシール。手に取った瞬間にほんわり癒されます。
このメッセージカードを誰に贈ろう?思いを巡らすだけで心が華やぎませんか。
本物の押し花をあしらったペーパーグッズを作っているのは、あいとぴあセンターにある生活介護事業所“麦の穂”です。麦の穂では、重度知的障がいを持った方々を、様々な創作活動、社会活動などを通して、狛江市民として街で心地よく過ごせるようにサポートしています。創作活動では、通所者さんがそれぞれの得意な能力を発揮します。織り物(コースター、マフラー等)や箸置き、組紐などを製作、販売している中で、特に大好評なのが、この押し花シリーズ。昨年末に市役所ロビーで行われた障がい者週間の展示販売でも、完売の盛況ぶりでした。

さて、この押し花。こんなに色鮮やかな花達をどうやって集めているのでしょう。
通所者さんのご家庭や、西河原公園、多摩川の土手に咲く四季折々の花を摘んでいるのです。
ベースとなるハガキや封筒も、牛乳パックのパルプを漉いて作ったものです。
通常は、あいとぴあセンター1階のふれあいサロン夢(むー)と、狛江駅前の泉の森会館2階カフェ、和泉多摩川駅近くのみんなの広場にて販売しています。秋にあいとぴあセンターで行われる健康まつりと、12月に市役所で行われる障がい者週間展示では、沢山のラインアップが揃います。まとまった数の注文なども、可能な限り応じてくれます。

①ハガキ/1枚80円
②メッセージカード(封筒付)/一組80円
③ワンコインサイズポチ袋/3枚入100円
④シール/5枚入50円・10枚入100円
(全て表情が違うから、いくつも買い集めたくなりますね)

問い合わせ先:生活介護事業所”麦の穂”
(社会福祉法人狛江市社会福祉協議会)
狛江市元和泉2-35-1あいとぴあセンター3F
03-3488-8328(平日8:30~17:15)

 

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