こまえくぼ1234広報誌「こまえがお」7号(テキスト版) 2ページめ

特集:応援します!夢に向けて進みだした人たちを

「住み開き」を目指して【梶川 朋さん】

狛江第五小学校の近くで、自宅を地域に開放した居場所「野川のえんがわ-こまち-」を準備しています。市内に学童や地域センターはありますが、1歳の息子を連れて出かけられる場所は限られており、親子で気軽に集えるところがあればと思ったことがきっかけでした。
赤ちゃんを連れていても、子どもやお年寄りでも、障がいがあっても、誰でもふらりと立ち寄り共に過ごすことができる場が狛江の街に増えてほしいと願っています。
自分にできることを考えたとき、「こまえくぼ」や市役所に相談したものの、場所の確保が難しいことを実感。まずは月に一度、自宅を開放するところから始めてみようと家族で話し合い、「住み開き」の一歩を踏み出します。
将来、空き家などを活用して、地域の誰もがいつでも自由に立ち寄れる多世代交流の場に広げていきたいと思っています。

笑顔が出会える野菜直売所【高橋 一真さん】

祖父が亡くなったのを機に、先祖代々の土地を守っていきたいと、8年ほど前に農家を継ぐ決意をしました。今でも、父と二人で日々勉強しながら試行錯誤を重ねています。
採れたての野菜は全て「都市型農業」の利点、「消費者に直に届けることができる」畑の一角にある直販所で販売しています。
収穫する時間にもこだわり、トウモロコシは午前3時に収穫しています。
「スーパーと違って美味しい!」とか「懐かしい味がする!」と褒めてもらえた時は、特に嬉しいです。
最近では畑や土に触れる機会が少なくなった子ども達の為に、枝豆の種まきや収穫体験ができる学童農園に携わっています。
これからも消防団や農協での地元のつながりを大切にし,若い仲間と励まし合いながら、狛江の名産の枝豆を中心に、茄子、きゅうり、トマトなどの新鮮な野菜を作り、「都市型農業」の良さを皆さんに知ってもらえるよう頑張ります。

笑顔が広がる公園に【颯の智(はやてのさと)代表 原 智明さん】

歩き出した孫を連れてタコ山公園(藤塚第三公園)に出かけましたが、銀杏の葉や実の匂い、葉っぱの経年変化によるカビ臭で、とても手に触れさせたくないと思いました。
生まれも育ちも狛江の私は、狛江の田園風景が変わる中で変わらない公園を掃除して、高齢者も子どもも集う場所に戻したいと思いたち、掃除を始めました。
当初はたった一人でした。通りかかった人からの「ありがとう!」「ご苦労様!」の声を糧に続けるうちに,手伝ってくれる人も1人2人と増えていき、遊びに来た小学生や幼い子どもたちが目を輝かせて手伝ってくれました。
ちびっこ諸君、ありがとう!
夢は、狛江市から公園を借りておじいちゃん、おばあちゃん、子どもたちと、たとえ5分でも一緒に落ち葉を集めて、楽しい芋煮会の開催! 今年は会を狛江市へ登録したいと思います。

夢をかなえたその先。【ワークひなた 青木 博行さん】

昨年4月、狛江市役所の近くに、就労継続支援B型事業所「ワークひなた」を開所しました。
以前、障がい者施設で職業指導員をしていた時に、生き生きと働く利用者さんの姿から、働くことの大切さを痛感し、「働く場所を自分で作りたい」と考えるようになりました。資金を貯めて、仲間を探し…開所に漕ぎ着けました。スタッフは准看護師、管理栄養士の資格を持っています。ただ働くだけではなく、病気の予防や栄養といった健康面の相談もできる、安心して通える居場所となれるように励んでいます。
やりたいことをしている今、事務処理なども多く多忙ですが、充実感があります。
将来は、相談支援事業所を併設できればと考えています。そして日中だけの支援ではなく、その人の生活をより豊かにできる場所、地域で自信を持って生活できるようになる社会資源の一つになれればと思っています。

夢をもって輝こうとしている人たち

  • 狛江市民<スリーピースバンド>の夢
    狛江を世界に! 狛江を知らないとは言わせない(写真:バンドメンバーの笑顔)
  • 都立狛江高校ダンス部の夢
    全国で入賞!  個を伸ばしチームを磨く(写真:ダンス部の練習風景)
  • 狛江市立狛江第二中学校ダブルダッチ部の夢
    世界で1番!  チームで成長していく(写真:体育館での練習風景)
  • とんぼの会<前原公園の維持管理の夢>
    掃除は気持ちがいい! 仲間を増やして続けていきたい(写真:前原公園での掃除)

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