こまえくぼ1234広報誌「こまえがお」6号(テキスト版) 2ページめ

特集 狛江でつながってる?

地域とのつながり、人のつながりという言葉を耳にすることが増えました。
羽田空港にすっぽり入っちゃう小さな狛江。でも、今や8万人を越す人が住み、
街を歩けば顔見知りに出会うこともしばしばです。
子育て、犬の散歩、町会、趣味のサークル、さまざまな出会いがあって、知り合いが増え、そこからまた人の輪がつながっていく。
小さな街・狛江ならではの、人と人、地域とのつながりを考えました。

仕事プラスα=私のボランティア活動

4年前に狛江へ引っ越してきました。子どもと一緒に地域のお祭りや花火に出かけています。子どもは保育園に預けていて、なかなか子育てママとの交流が少なく、地域で頼れるママ友ができやすいイベントがあったら参加したいです。
最近はフォトグラファーの仕事を通して、New Born Photo(産後フォト)を撮影しながら地域の方との繫がりが出てきました。今後は子どもがとても好きなので、その活動に+αし[産後ドゥーラ]という出産前後のママをケアする資格を取り、狛江でボランティアとして活動していきたいと思っています。(池田 かおりさん)

楽しむことが大切です。(三竹 真知子さん《民生・児童委員》から)
きっかけはどこにでもあります。好きなことを思い切って始めるのもいいですね。とにかく楽しむ!それが一番大切です。

地域に根付きたい

狛江に引っ越してきたのは7年前。駒井睦会(お神輿)で活躍されている方が近所にお住まいで、その方に誘って頂いて参加するようになりました。
自分は、実家でも勤務先の街でもお神輿を担いできました。お神輿を担ぐのが好きですし、ストレス解消にもなります。幸い嫁も理解してくれて(妻の息抜きも大切だと思って)います。
もともと、自分が仕事で不在の間に何かあった時のことを考えて、地域に根付きたいと思っていました。顔を知っていれば、子どもも『助けて』と言えます。お神輿で、町会で、地域の知り合いが増えました。今は温かいご近所付き合いを(昼夜を問わず!)させて貰っています。(杉田 匡さん)

地域活動への参加(高橋 茂さん《駒井睦会会長》から)
駒井睦会は、地域の親睦と発展を目的として平成10年に発足しました。ここ何年かは若い世代が多く入会し、これを機会に地域の活性化になればと思っています。

今できることを笑顔で!

ファミリー・サポート・センターのサポート会員になって3年目です。幼稚園の保育補助をして、子どもと過ごしたことが楽しくて。家でできるので始めました。働きながらの子育ては本当に大変だと思います。感謝のお言葉を頂くことも多いのですが、自分の子育ての時にはできなかったことをさせてもらっている感覚です。とにかく、子どもって本当に楽しくて面白い!予想外のことにも『そう来るか⁈』と、お預かりするお子さんだからこそ、ゆとりを持って接することができます。
二人の娘もお子さんを心待ちにしているんです。以前接したお子さんも、出会うと手を振ってくれたり、挨拶してくれたり…嬉しいです。(後藤 智佳さん)

私にできること検索中!(秋塚 智水さんから)
狛江に来て2年半。知らないことばかり。年齢関係なく地域の友達を作りたい。企画など好きなので、できることからやってみたいです。

狛江で発見! こんな集まり
  • 「市民ひろばラジオ体操会」公認指導員の皆様
  • 狛江駅童謡コーラス
  • 狛江子ども食堂
  • 障がい者フリースペース
  • ボッチャ’(ともしび)
  • 猪方ばやし保存会

座談会 集まれ!会長!!

  • 水野 錠太郎さん 狛江団地自治会会長
  • 島岡智幸さん 狛江第三小学校PTA会長
  • 厚東 進太郎さん グランドメゾン狛江自治会前会長
  • 黒木渉さん 二中おやじの会会長
厚東

グランドメゾンの自治会役員は輪番制で、若い世代が中心です。全体イベントでは「主催者も楽しむ!」をモットーに、自治会費の「元」を取ってもらいたいとの思いで、新しい事にもチャレンジしています。

水野

元を取ってもらうという発想はありませんでした。新鮮です!

島岡

子育てを目的に狛江に越してきたご家族で、地域に子どもの居場所を作る為にと、進んで地域活動をする若いお父さんが結構いますね。

黒木

「おやじの会」は子ども達の為だけではなく、地域の父親達が仲間になることも目的で、父親達が楽しめるような懇親会もしています。そして、OBの協力もあり、夏恒例の屋台村は、大盛況です。

島岡

PTAもおやじの会も、40代が中心です。私が消防団や岩戸親睦会などの地域活動をして思うのは、年長者が若手の意見を取り入れ、上手く使ってくれるとやりがいと活気が出ますね。岩戸親睦会はとても賑わっています。

水野

若い皆さんの話に刺激を受けます。狛江団地は高齢化の上、団地祭がマンネリ化もしています。それに、今まで通りの運営も難しく、若い方もいなくて…

厚東

主催者は経験者の意見を取り入れ過ぎてしまうと、マンネリ化して、楽しめませんし、楽しめないと続いて行かないと思います。

黒木

おやじの会は楽しむことで繫がりができ、OBのネットワークもあり町内のイベントにも協力しています。

島岡

僕は積極的にネットワーク作りをして、今は新しい繫がりを生み出すことが楽しみです。

厚東

団地祭を持ち上げる為に、地域の小学校、PTAなどに知恵を借りてみたらいかがでしょうか?

水野

はい。これからは若い皆さんと、「こまえくぼ」にも相談してみようと思います。

地域活動の始まりは、小さなきっかけ

野川地域センター運営協議会・千葉 桂樹会長

現在、地域とつながりのある活動では覚東町会や野川地域センター運営協議会等に携わっていますが、市民活動のキッカケは第五小学校のPTA活動でした。
PTA活動中に子どもたちが楽しめる行事が少ないことに気が付き、思いつきで五小夏祭りをゼロから始めました。最初はいろいろな団体などに声をかけ運営者集めに四苦八苦、でも新聞の紹介で賛同者が自然に増えました。
人集めの苦労はなくなった反面、意見も様々で運営面での苦労もありました。
『子供を楽しませる』信念を変えず14年間続けてきました。ボランティア活動への思いやキッカケは様々ですが、ライフスタイルに合わせた行動で人との出会いやつながりが生まれ、様々な活動へ広がり、地域との結びつきで愛着心も育ちます。

3ページめへ
こまえくぼ1234広報誌「こまえがお」6号(テキスト版)へ