こまえくぼ1234広報誌「こまえがお」5号(テキスト版) 3ページめ

地域とともに・・・

猫と共に暮らせる町へ 狛江地域ねこの会

15年前に近所の子猫をカラスから助けたことがきっかけで地域ねこ活動を始めた飯島さん。狛江市内の不幸な猫が増えないように、一人でも多くの方にご協力いただきたいと考えられています。
猫に対する考え方、思いは人それぞれ。猫が好きな人もいれば、猫が嫌いな人もいます。色々な考え方の人がいる中で、どうすれば互いに納得出来るのか、狛江地域ねこの会では一つではない解決策を探りつつ猫と共生できる社会を目指して、市民の皆さんに地域ねこについて理解してもらうための活動をしています。
飼い主のいない猫が原因で、臭いや騒音の苦情があると現場に足を運び、地域住民に話を聞き、問題を解決する方法を模索するという、市民と行政とのパイプ役としての活動もしてきました。これらの経験から、現在は飼い主のいない猫を地域で管理するためのアドバイスやTNR活動(捕まえて不妊手術をし、元の場所に戻すという活動)のための捕獲用具の貸し出しやサポ-トを行っています。市民がTNR活動を行う場合には、狛江市からの助成を受けることができるようになりました。
猫には住所も境界線もありません。近隣から住みやすい場所を求めて来ることもあります。ですが事故やケガ・病気などで命を落とす不幸な猫を減らしていくためには、飼われている猫も外で暮らす猫も、増やさないことが大切です。
地域の皆さんが、命あるものとして猫たちを温かく見守り、人と猫が共に暮らせる町になることを願っています。(飯島 みゆきさん)

緑でビールづくり 狛江CSAle(シーエスエール)実行委員会

「ホップを用いた市民参加型緑化と地ビール製造で街づくり」活動が、2016年に市と民間企業協働で行われました。参加した高野さんは1年で終わるのは惜しい、市内に広げたいとの思いから、代表になり市民活動として引き継ぎました。「昨年は体制が変わったことで、ホップの準備が遅れ苗植えも危うくなりましたが、栽培を知り合いにお願いするなどして、ビール造りを繋ぐことで精一杯の年でした。」
今年は計画的に準備でき、4月中旬までに30株ほど希望者に渡すことが出来ました。またグロワー(栽培者)からの情報が「ホップ栽培サポーターページ」に集まり、コミュニティも広がっています。将来は収穫祭などを行いたいと考えていますが。しばらくはグロワーを徐々に増やし市内に認知を広げ、活動を支える仕組みを整えたいとの事です。今年初参加の熟田さんは、高野さんに話を聞き、「ビールを飲んだらホップの香りが良く美味しい、このビールを作るホップを育ててみたい思いが沸きました。」
プランターに植えたところ、奥様は「芽が出た時はうれしかった。本当にできるか不安です。」
参加二年目の西ヶ谷さんは、知り合いの農家の紹介で昨年プランター栽培に挑戦。「野菜より楽だった。できたビールを飲んだら美味しく、このビール造りが自分事として楽しくなった。今年は特に手を掛けなかったが、すでに芽が出ていて、楽しみです。」
活動紹介も作っています。(https://youtu.be/mtMwD72ZMNQ)
収穫は夏の終わり頃。今から楽しみですね。(高野 充吉さん・熟田 純一さん・西ヶ谷 力哉さん)

ステキなおみせ み~つけた♪

美容室Nap(ナップ) 「あなたの髪が誰かを笑顔に!」

和泉多摩川の商店街で開業してから15年になるNapの茂木一晴さん。3年ほど前から病気や不虜の事故により髪を失った18歳以下の子どもたちのために作られる完全オ-ダ-メイドの医療用ウイッグ(かつら)に使われる毛髪を、無償で提供する活動(へアドネ-ション)に参加しています。きっかけは8年前にお母さまが乳がんになり、当時は医療用がなくファッション用ウイッグを自分でカットしてプレゼントしたこと。病院に来ていた方々から「私も欲しい」という要望を聞き、髪の悩みを抱えている人が多いことを痛感されました。
少しずつ認知されてきている活動ですが、まだまだ必要とする方々には行き渡っていない状況です。知っているのと知らないのでは、大きく異なります。もっと多くの人に知ってもらい広がっていく活動になればと思っています。またお客様の髪に関する相談に、すぐに対応できる場でありたいと常日頃から考えられています。
最近、髪を提供された清水香央里さん(15歳)は、小学校6年生から髪を伸ばしていましたが、高校入学を機に思いきって髪を切りたいと思い、ご両親に相談。以前から興味を持っていたへアドネ-ション活動に賛同する美容室を調べたところ、家から近い美容室Napさんを見つけて来店されました。
「自分の切った髪が誰かのために役立って、とても嬉しいです。また髪を伸ばして次に切る時も、もう一度提供したいです。」
茂木さんは、この活動に賛同してもらえる美容室が狛江市内にもっと増えてもらいたいと願っています。この活動が誰かの笑顔につながりますように。

美容室Nap
http://www.hair-nap.com/
東京都狛江市東和泉3-10-5
03-3480-5099
定休日:毎週火曜日&第3月曜日
営業時間:9:30~19:00

気になるココ KOMAE

万葉歌碑

多摩川沿いの水神前モニュメントから北へ70m程歩くと中和泉4丁目に『万葉歌碑』があります。「多摩川に さらす手作り さらさらに 何そこの児の ここだ愛しき」の歌が刻まれ、松平定信が筆を揮った歴史的、文化的な価値のある狛江市の観光スポットです。
平成13年設立の「玉川碑に集う会」の皆さんは、多くの方に気持ち良く見学してもらいたいと年に4回、周辺の清掃活動をしています。他にも万葉集のDVDを使った勉強会や史跡見学を行い市民の方と共に知識を深めています。また歌碑の由来を知って欲しいという願いをこめて解説書を用意してあります。
今後の課題となるのが、若い世代の方がこの活動を継承していくこと。是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

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