特集 みんな行こうよ、ごはんを食べに!
今、日本中に、子供だけでもごはんを食べに行ける所ができてるって知ってた?狛江市にも、いくつかあるよ。一人で行ってもだいじょうぶ。出来立てホカホカの手作りごはんを、みんなで「いただきます」しよう!レストランとはちょっと違う。
ごはんを食べたり・遊んだり・おしゃべりしたり。学校の先生や家族以外の大人と話せるし、キミの「もうひとつの場所」になるかも。
どんな人が行ってもいいの? だれでも行っていいんだよ! ぼくも? もちろん!!
昨今全国的に広まっている「子ども食堂」。狛江市でも、「子ども食堂」と同様に、ごはんと居場所を提供する団体が、この2年でいくつも生まれています。ごはんを通じて子どもたちを包む居場所がどんなところか、ご紹介します。お客さんとしていってみたいお子さん・親御さん、お手伝いしてみたい方、自分もこんな居場所を作ってみたいとお考えの方…
この特集が、あなたのきっかけになりますように。
こども座談会 ~行ったことのある子供たちに聞いてみたよ!~
【どんなことしてる?何が楽しい?】
「好きなことをやれるからいい。旗を作ったし、鬼ごっこしたこともある。」
「宿題やっても大丈夫だし、マンガもある。」
【どんなメニューがあるの?】
「タコライスとかおにぎりとか。流しそうめんをやったこともあるよ。」
「餃子。みんなで作って大きなホットプレートで焼いて食べたら、美味しくて食べすぎた。」
【学校の給食と違うところは?】
「学校や家では出ないものがある。料理のお手伝いが出来る。」
「学年や学校の違う人と話せる。」「料理をしているところが見える。」
【こうしたら良いのにな、こんなことしたいなと思うことはある?】
「ごはんを食べたあとにお菓子も食べたい。」「赤肉メロンとアイス食べたい。」
「高級ブドウ!」「家に近いところでやってほしい。歩いていけるくらいのとこ。」
「ボードゲームとかトランプをやりたい。」「自分たちでごはんを作ってみたい。」
「料理だけじゃなくて、お菓子を作る時もあったらいいな。」
「クリスマスとか誕生日の人がいたらパーティーやりたい。」
【自分たちで料理を作ってみたい?作るとしたら、どんなメニューにする?】
「やる!ごはん作って大人の人に食べてもらいたい。」「やりたい!ハンバーグとかどう?」「エビフライは?」「揚げ物は怖いじゃん。危ないし。」「オムライス!」「カレーライス!」
「カレーなら作れそう。」「お母さんとか大人の人に食べてもらいたいな。」
「いいね!」「やりたーい!」
ぼくたちが、ごはんを食べに行ってみた! ~よしくん・りゅうくんがリポートするよ~
◎「みんなの居場所」リポーター:よしくん(9月9日)
この日のごはんは、さけのちらし寿司だったけど、1番人気は太巻きずしなんだって。
ごはんを食べるだけじゃなくて、教わりながらぞうきんに刺しゅうをしたり、マンガを読めたりするよ。近くのプレーパークにも行けるよ。ぼくはマジックを教えてもらえた。
初めて行ったけど、スタッフの人たちが優しくて、楽しいし、のんびりできるところだったよ。また行きたいな。
◎「狛江子ども食堂」リポーター:りゅうくん(9月10日)
なんと、みんなでしょうゆを作ったよ。大人も夢中になるほど楽しくて、思ったより簡単だったよ。この日のメニューは、3種類のおにぎり、みそ汁、春巻きバナナ、ブドウ、くりなど。ぼくはおにぎりを5つ食べた。春巻きバナナは、揚げてあって、パリッパリの皮の中に、トロットロのバナナが入っていてサイコーだったよ。いろんな学年の子と、大人と、だれもがしゃべれるところだったよ。
団体一覧表
※実際のこまえくぼ3号で表になっていますが、箇条書きにしてあります。
NPO法人狛江子ども食堂
おもな会場:上和泉地域センター、各地域センター
おもな開催日:月2~4回、土日のお昼、平日の夕方
ごはん代:無料
予約:不要
連絡先:市川090-1766-6992
みんなの居場所
おもな会場:西河原公民館
おもな開催日:毎月第2土曜日10時~16時
ごはん代:子ども無料/大人300円
予約:不要
連絡先:松崎090-6197-6678
こどもの多摩里食堂
おもな会場:多摩里集会所(東和泉2-9-11)
おもな開催日:毎月第2木曜日16時~18時半
ごはん代:子ども100円/大人500円
予約:要予約(前日までに)
連絡先:西尾090-5527-3132
ごはん+居場所 おかえり
おもな会場:みんなの広場(東和泉2-20-12-1F)
おもな開催日:毎月第4土曜日12時~15時
ごはん代:子ども無料/大人300円
予約:不要
連絡先:宮川090-1208-3823
月末食堂
おもな会場:スペース102(東和泉1-32-3-102)
おもな開催日:月末の前日16時~19時
ごはん代:子ども・困窮者無料(カンパ300円)
予約:不要
連絡先:市原090-1803-8319
子どもたちのもう一つの場所
一緒にご飯を食べる。一緒におしゃべりする。一緒に笑って過ごす。違う学校の子も初めて会った子もご飯を囲めば自然と話が弾みます。学校とも家庭とも違う、もう一つの場所。
そんな場所が狛江市内に増えてきています。今回、子どもたちの協力のもと座談会を開催しました。大人たちが思うより、子どもたちは自分たちの楽しむ世界を作り上げていきます。そしてただ受け身でいることよりも、自分たちで何かをやりたい、役に立ちたいという意思を強く持っていることに驚きました。そして子どもたちからの要望に一番多く挙がったのが、家の近くにいつでも行けるところが欲しいということでした。地域で子どもの居場所が増えることで、人と人との絆も生まれてくると思います。
百聞は一見にしかずという言葉があるように、一度足を運ばれてみてはいかがでしょうか?
てつだってくれたみんな ありがとう!(こまちゃん)