ブーメランは風を読んで飛ばせ
今の子どもより、自分の子ども時代のほうが「外遊び」を多くしていたと約9割の人が感じているそうです。子どもが外遊び、近所のおじいちゃん、おばあちゃんが見守る。そんな光景も見かけることが少なくなったようです。
前原公園では夕方になると男の子も女の子もブーメランを飛ばして遊ぶ姿を見ることができます。
うまく投げればクルクルと回って手元に戻ってくるブーメランですが、最初からうまく飛ばす子もいれば、力任せに投げすぐに落ちて悔しがる子もいます。
子どもたちに囲まれ、自作のブーメランで投げ方を教えているのは香取忠治さん(84)です。
狩りで使われていた木製ブーメランを見たのをきっかけに子どもにも作れて安全に遊べるブーメラン(紙製の3枚羽)作りに12年前から取り組んでいます。つばさの厚みや角度を変えて何度も試作繰り返し、出来上がったブーメランは大人も気になりました。「ブーメランは風を読んで飛ばすと良い」と子どもたちに教えいる香取さんは「高学年の子ども小さな子どもに安全な投げ方を教えるなど、社会性を身につける場になってることが、ブーメラン作りを教えて良かったこと。なぜ、ブーメランは飛ぶのかと、子どもたちに探究心が芽生え、思い通りに飛ばすことができなくても、『自作のブーメラン』で遊ぶ子どもが増えるとうれしいですね」と話していました。
活動場所は前原公園やプレイパーク、地域センターなどで作り方の指導をしています。
問い合わせは超軽量ブーメランで遊び会
電話 3480-7246香取
(取材記事:こまえくぼ広報部会 高橋)