こまえがお12号 特集 自由自在にシルバーエイジを楽しむ

ドキドキに満ちた物語には発見と出会いがありました。
ここにご登録していただいた方々は、そうした驚きや感動を生涯の楽しみとして活躍しています。
かっこよっていい感じ!輝く世代の“活けてるじいちゃんばあちゃん”にセカンドライフを情熱的で豊かなものにする、その秘訣を教えていただきました。
まだ見たことない自分を発見したい。夢にもう一度挑戦したい。
そのきっかけを示す、その生き方に万歳!

◆ハワイアンバンド キパフル

~音楽の町、狛江にハワイアンミュージックをそよがせる~

・三國 守さん

「コロナが落ち着いたら、またハワイに行きたい」 ハワイアンバンド「キパフル」の発起人、三國さんは、かつて2度ボランティア演奏旅行に訪れたハワイへの再訪を願っています。
キパフルは、2009年にテニス仲間、ウクレレ仲間で結成されました。 6人のメンバーは現在平均年齢73歳。 楽しい目標があるから、健康にも積極的に向き合います。
コロナ禍以前は、狛江市内外の高齢者施設、病院、女子少年院などで、年間約15回演奏会を行っていたキパフル。 その音色は聴く人を癒し、心を整えてくれます。 ウクレレ漫談も好評。 毎年の訪問を楽しみにしてくれる人がいる事は、メンバーにとっても喜びです。

※写真の説明:
・リーダーの三國さんは81歳。リタイア後にゼロから音楽を学びました。
・ハワイでは、現地のリタイアメントハウス、病院などを訪問。
・演奏会の様子

◆カラオケ21

~定年退職後、奥様との二人三脚の活動~
・小川 俊一さん ・・・歌って元気にストレス発散

1998年に奥様が設立した「カラオケ21」。小川さんは定年退職後を機に代表となり、奥様と二人三脚で運営されてきました。カラオケ活動だけでなく、塘路や公園の清掃などにも取り組まれています。2019年末に奥様が亡くなられ辞める事も考えたそうでが、メンバーの要望により続けることに。
会社員時代の経験から、人に対して褒められることを心掛けていて、「褒めると人は成長します、歌も同じでどんな所でも褒めると自信がつき、どんどん上達していくんです」と小川さん。年1回開催している発表会の準備のためメンバーに役割の振り分けをしたり、会の運営にも勤めていた時に学んだことが役立っています。

※写真の説明:メンバーによる清掃活動

◆たま川 お手玉の会(日本のお手玉の会 多摩支部)

~出会いは私たちの生きがい~

・伊藤 ひでさん
・吉岡 ヒサ子さん

伊藤さんは保育園退職後に、「日本のお手玉の会」の新聞記事を読み興味を持ち、その後しばらくして会を作り小学校や施設で紹介活動を始めました。
お手玉・あやとり・おはじき・折り紙などの遊びは、手指を使い脳に刺激を与える遊びです。反射神経や集中力もアップします。「子どもがお手玉をして遊んでいる姿や、難しい技に挑戦し楽しんでいる姿が嬉しく、ほほえましく思います」と吉岡さんは言います。
お手玉には、遊びの上達度合いで段を認めるルールもあるそうです。
お二人とも子どもと遊ぶのが大好きで、今後も昔遊びを伝え、一緒の楽しみながら異世代の人との繋がりを広げていきたいとお話しされました。
※写真の説明:会則も作り「日本のお手玉の会」の支部認定を受けて活動しています。

◆元祖蕎麦打ち迷人会

~蕎麦打ちは男のロマン 飽くなき探究心と迷いこそ青春の証拠~

・神原 章造さん ・・・リタイアしたら、すぐに何かを見つけることが大切!

元和食料理人の神原さんは、退職後、他人と違うことをやりたいと思い、「退職後男がやりたいことランキング」
1位蕎麦打ちという記事を見て、ジム仲間達と「元祖 蕎麦打ち迷人会」を立ち上げました。
ビデオを購入して勉強。試行錯誤を重ねて、4年後岩戸地域センターで教室をスタートしました。
出張教室等も開催、地域との交流も活発です。
材料にもこだわり、蕎麦つゆは神原さんの自慢のお手製です。全員が世話役という思いあふれる雰囲気の中、蕎麦打ちを楽しんでいきます。
「今後は、町会、敬老会などに積極的に参加したい」と話す神原さん、「今日の15キロ、ウォーキングで来ました!」と元気いっぱでした。

◆クッキングマスターズ

~料理教室から広がる、価値ある退職後の時間~

・大橋 義明さん ・・・「寝たきり老人ならぬ出たきり老人だね」と妻に言われます
・児崎 豊満さん ・・・「奥様招待会」や「夏合宿」等のイベントを実施しています!

毎週第3土曜日、1987年より活動している男の料理教室「クッキングマイスターズ」。
スイーツ名人の会長の大林さんは、テニスの仲間に誘われて参加、南部地域センター祭りではマドレーヌを作って販売。一方、奥様から男性の料理教室が始まると聞いて興味を持ち、現役時代から参加している児崎さんは和食が得意。
仕事人間だったお二人、退職後は、何事も興味を持って活動をする、地域の方との交流を通して地元愛も生まれます。家族との会話の広がり健康で過ごせてます。
コロナ禍で、活動はお休みですが、遠方より上京してくださる先生や仲間との再会、交流を楽しみしています。

※写真の説明:日頃の妻への感謝をフルコースでおもてなし

◆シルバー人材センター

何をするのにも健康第一
~様々な活動で人との繋がりを大事に~

・海野 恒之さん

退職後はのんびりと生活をしてきましたが、何か集中できることをしたいとの思いが強くなり、狛江市シルバー人材センターに入会。仕事に従事していた海野さんでしたが、何か物足りなさを感じていた時、近所の人から陸上競技の審判員の話を聞き資格を取り、青梅・東京マラソンや狛江の多摩川ロードレース大会に携わりました。
「様々な活動で多くの出会いがあり、みんなの喜ぶ姿を見たり感じたりすることが、自分の喜びでもあります」と話す海野さんは、なにごとにも常にプラス思考で、人との繋がりを大事しています。それが自分の活動に幅を持たせ、気持ちの充実が生まれると笑顔で語ってくれました。

※写真の説明:
・愛用のシルバー人材センターのキャップ
・地区対抗45人リレーでの海野さん

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