活動見学●こまえほんの会 読みきかせを通じて、自分も元気になる

 「こまえほんの会」が9月25日(土)にこまえくぼ1234で開催した秋のおはなし会の活動見学に行ってきました。
 この日は4人の会員による40分間のイベントでした。受付の午前10時45分に合わせて、会員による会場づくりは文化祭のような楽しい雰囲気。秋らしい葉っぱやどんぐりを使った飾りつけ、手書きのイラスト入りのプログラムなど、始まる前からわくわくさせられました。
 受付前から、用意されていた10席がすぐに満席になりました。会員紹介の後、『いぬのサビシー』(作:サンディ・ファッセル 絵:タル・スワナキット 訳:青山南)の読み聞かせが始まりました。最初はざわざわしていた会場も、経験豊富な会員の読み聞かせに夢中になり、物語の世界へ引き込まれました。プログラムは絵本の読み聞かせだけではなく、合間に童謡の「虫のこえ」や「どんぐりころころ」を全員で合唱したり、子どもたちが飽きないような工夫も見られました。最後にはオリジナルの紙芝居もあり、あっという間の40分でした。
 聞いてくれる人たちのためにという思いに加え、「何より自分も元気になるのがうれしい」と会員が話していたのが印象的でした。
 絵本は子ども向けのものというイメージでしたが、大人も楽しめて癒されることにも驚かされました。図書館や書店で自分のお気に入りの絵本を探すのも楽しいかもしれません。

■絵本でくつろぐおはなし会 『大人にも絵本を!』
13日(月)11:00~11:40 (受付開始10:45)こまえくぼ1234。絵本は子どもだけのものではありません。一緒に絵や物語をゆっくりお楽しみください
対象 主に大人、子ども連れも可
定員 先着15人
問い合わせ komaehon_nokai@yahoo.co.jp (長尾)

こまえほんの会=狛江市主催の「シニアのための絵本読み聞かせ講座」第1期修了生が平成29年に結成した団体。12人の会員が月1回の月例会を続けながら子どもから大人までを対象に市内各所でおはなし会を開催している。問い合わせ komaehon_nokai@yahoo.co.jp