市民が作る 取材記事
こまえがお 25号(2024年3月)

 明治大学狛江インターナショナルハウスRA(レジデント・アシスタント)
~寺子屋イベントを通じて地域に開かれた学生寮を目指します 「招く前に、自分から!」~

 

 

 今回は寺子屋イベントを通じた、大学生の寮と地域とのかかわりについて、RAの皆さんにインタビューをさせていただきました。元気で明るい4人の学生さんによって、地域に開かれた学生寮が目指されています。

 明治大学狛江インターナショナルハウスとは、日本人学生と留学生が共に生活する国際交流寮です。RA(レジデント・アシスタント)と呼ばれる寮内のコミュニケーションを活性化するリーダーである学生たちによって、地域と学生との交流が行われています。RAの皆さんは、先輩たちの姿を見て「自分も何かはじめよう!」「なんだか楽しそう」「コロナ禍で失われていた人との交流を活性化させたい」と感じ、活動に参加したそうです。

 寮内外を問わず、一年を通して多くのイベントが行われています。例えば、新入生との交流に際して、グループで一つのクレープメニューを考え、優勝したクレープを実際のクレープ屋さんに作ってもらうという、斬新なイベントも行っています。地域との交流を図るために、数回にわたってコマラジに出演しPRしました。また昨年の10月には「えきまえ広場であそぼう」の地域交流イベントに参加しました。
 そして12月には、RA主催の「寺子屋イベント」が、狛江インターナショナルハウスで開かれました。寺子屋イベントは4月、12月に開催し、子どもたちは「お兄さんお姉さんに会いに行く」という気持ちで来ています。学生はそれぞれの得意分野を活かして勉強を教えていました。また、寮生の「自分史」を展示して、一緒に参加した親御さんとの交流の機会となっていました。
 イベントを企画していく上で大変だったこととして、寮生のプライベート空間と地域交流の空間をどのように分けるのかということや、イベントに参加する寮生のモチベーションを維持していくこと、スケジュールの管理や作業の分担、連携して行うことの難しさなどを話してくれました。それでもRAを担い、地域交流を図って開放的な寮を作ってきたのには理由があります。

 「狛江には大学がないから、大学生って地域の人にとってはなんかイメージしにくかったりすると思うんです。ずっと、地域交流を活発にしていきたかったんですけど、急に寮を開放しても、何をしてるのか分からなかったら、参加しにくいですよね」とRAの松本さんは語ります。そのため、寺子屋というものを開催する前に、まず「自分たちから地域に出向く」ことを意識して活動してきたと教えてくれました。コマラジやチラシ、SNSなどを使って情報を発信し、地域のイベントに進んで関わるようにしてきたと言います。

 「招く前に、自分から、ですよね」。

 

▽ 問い合わせ先
明治大学 狛江インターナショナルハウス RA公式 LINE
https://lin.ee/is7pxn9


~取材記者の熱き思い~

 

 

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